ソーダ色の靄

どこまでも虚像に溺れる

もしも神様がいて過去を変えられるとして “なにも変えませんよ”って言える日々にしたいんだ

 

 
シカオ天才かよ!!!!!
 
 
 
 
歴史的事件は遡ること約4ヶ月前、音楽の祭典ベストアーティスト2015という幸せの中起きた。特番など何時間にも及ぶ番組の場合わたしは自分の興味がない部分を観るのが時間的に勿体無いと感じるタイプなので基本録画を追いかけながら観る。この日も録画しつつ全く関係の無いDVDを観て能天気にゲラゲラ笑っていた。次の瞬間突然のLINEとTwitterの通知。業務連絡以外で個人間のやりとりをしない人間に対して一気に4人からの連絡。開くとそこには“KAT-TUNどうしたの?”の文字。「いやいやいや〜〜KAT-TUNどうしたもクソも今日は安定の腰振りでKiss Kiss Kiss歌ってるんでしょ〜〜KAT-TUNにラテン調の曲歌合わせた人天才〜〜給料2倍にしてやって〜〜〜〜どれどれ〜〜また田口が笑えないギャグでも言っちゃったかな~~ウソウソカワウソーなんて言いながら~」とクソ軽い気持ちでわたしは再生ボタンを押した。
 
 
 
 
 
 
 

笑えねえ!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
これは夢かな????ん????田口くん、KAT-TUNやめるって?????
死者でたぞ。思考が回らず呆然とDead or Aliveを観る。しかし画面に映される歌詞と3人が苦しそうに振り絞ってだす声が今の状態にマッチしすぎる。
 
LOST IN THE RAIN 何度も失って
引き抜くCARDはリターンできない
挑んだGAMEはリセットできない 背負う闇連れて
 
ジョーカーゲームの主題歌ではなく今のKAT-TUNとファンの状態を歌った曲ではないかと思った。彼らは何故この曲を選んだのだろうか。最後までアイドルを貫いて歌いきった田口くんと苦しそうに納得できない表情を残した3人の姿にどうしてという言葉と涙が溢れた。
 
 
あれから4ヶ月。
 
 
脱退を事前に宣告されることは良いことなのか。KAT-TUNからは過去事後報告を2回受けてきた。その度になんで?もう6人の姿は?5人の姿は見れないの?ねえ?なんで?と思ってきた。ある日突然メールひとつで知らされてわたしたちの気持ちも考えてよ!って思った。だからといって事前報告を受けたところでなんで?何があったの?次は3人なの?と思ってしまう。どんな形であれ脱退は辛い、わたしは身勝手なファンだから辞めないでと言ってしまう。それでも4ヶ月間田口くんの存在を愛おしく大切に過ごした。アイドルでなくてもいつ最愛の人との別れが来るかなんてわからない。先に3月31日という期限を教えてもらったわたしたちは幸せだったのかもしれない。
 
 
話は最初の歌詞に戻る。この曲はスガシカオさんがKAT-TUNのデビュー曲Real Faceのアンサーソングとして今回書き下ろしてくれた曲だ。

 

 

10年前アスファルト蹴り飛ばして退屈な夜にドロップキックしたつもりが滑って空振りだった少年たちは時を経て誰よりも高く飛びたくて君とならもっと高く飛べると大地をしっかりと踏みしめていた。
 
もしも神様がいて過去を変えられるとして “なにも変えませんよ”って言える日々にしたいんだ
 
4人になってしまったとき絶望の淵に立たされた気分だった。歴史がひとつ終わったと。5人で再始動してまたどこまでも行けると信じていたからこそ5人の映像が見れなくなった。そして今回の出来事。また見れない過去が増えたと思ってしまった。だけど3人が歌うこの歌詞。そうだよね、あの6人がいて数々の物語があって今があってKAT-TUNを存続させたいという気持ちがあって、今があって。過去2回の出来事にも少し区切りがつけた気がした。
 
 
田口淳之介KAT-TUN田口淳之介でいるのはあと15時間。15時間後のエイプリルフールにウソウソカワウソーとか言って出てきたら田口ざけんな!!!一発殴らせろ!!!大好きだよ(号泣)となるけどそんな奇跡は起こらなそうだから残り15時間を噛みしめる。今、4人はどこで何しているのかな。
 
 
 
 
 
 
田口!!!!数か月後に今話題の文春とか新潮に載ったら許さねえからな!!!“新たな入口に立ちました”とかプロフィール画面に書いてTwitter始めんなよ!!!!!だけど20周年のときには10周年のときの2人みたいに“おめでとう”って呟いてほしいな!!!!面倒くさいファンでごめん!!!!けどお前ら6人も面倒くささでは負けてねえよ!!!!!今までありがとう!!!!これからの未来に幸あれ!!!!!!